<お金に強いママになる>ケーススタディ②年収450万円シングルマザー

| 山川さん家族データ |
|---|
| シングルマザー 36歳 会社員 子ども2人(8歳&5歳) |
| <収入>年収450万円 手取り月収35万円 養育費4万円 |
| <貯蓄>400万円 |
| <月の支出> 食費 5万円 生活費 8万円 娯楽費 4万円 保険 1.5万円 子どもの保険 4000円 住宅 12万円(賃貸) 学費 第一子 年5万円 第二子 月5.5万円 貯蓄 3万円 |
| <教育方針>保育園―>公立小中高―>私立大学 |
①将来のゴールを達成するために、①いつまでに②いくら必要なのかを把握することが大切です。
②老後の生活費はいくらくらいあると安心でしょうか?
今回は住宅を贈与するとして、月20万円で想定。
③年1回の海外旅行費用
大人1人、子供2人の海外旅行費用となります。場所・グレードによって大きく異なりますが、今回は年30万円を想定。
④子どもの大学留学費用
大学4年間を海外で過ごした場合の金額です。場所や公立・私立によって異なりますが、今回は一人1200万円を想定
(情報提供元:株式会社テンプ総合研究所 ICC国際交流委員会)
⑤ご両親からの贈与(平成21年8月現在の税制等に基づいて記載)
贈与を受ける場合には、その財産の時価に対して税金を支払う必要があります。1000万円を超える課税価格に対しては50%の税率が課せられます。贈与時にご両親が65歳以上の場合は、相続時精算課税制度を利用できます。
この場合の贈与税の計算は(贈与財産の累計額―2500万円)x20%となり、大幅に税金を抑えることが可能です。
ただし、本制度の適用を受けた場合には相続時での調整が必要となります。
今回は時価5000万円のマンションをご本人が65歳のときに譲り受けるとして、贈与税は500万円を想定。
■ゴールの把握
以上の情報をわかりやすくまとめると、以下のようになります。
毎年海外旅行(予算30万を想定)を楽しみながら、大学の留学費用を用意していきたいと願われている上、リタイア前にご両親からマンションを贈与してもらい、のんびりした老後を送るために十分な貯蓄をしていきたいそうです。

上の図から、何がお分かりになりますか?
大きな特徴としては、「お子さまが留学をした場合、同時に大学在籍となる1年に非常に大きなお金が必要となる」ことが挙げられると思います。老後の貯蓄については生活資金が240万円/年とあり、これも大きく感じられますが、実際必要となるのは年金を差し引いた金額分になります。但し、長期間に亘る出費になりますので、やはり準備は重要です。
では次に、これらのライフイベントを問題なく送るには、どのように資産を形成していけば良いか考えていきましょう。

(注)年金額は社会保険庁HP「平成19年度社会保険事業の概況」等をもとに当社概算
上記の図に示したライフイベントを、いまから準備するために必要な貯蓄額は・・・

今挙げたゴールの全てを達成するためには、月22万円の貯蓄が必要になってくるのです。
月の支出が39万円であることを考えると、この金額は非常に高いことを示していると思います。
具体的にどれくらいのお金が必要なのか、まったく計算していませんでした!!!
何かのゴールを諦めなければならないのでしょうか?
叶えたいライフイベントに沿った、無駄のない資産形成を考えたとき、現状のままではその達成が難しい場合に解決策となりうるのは4つの方法しかありません。
① 貯蓄アップ↑
② 運用を取り入れる
③ ゴールを下げる↓
④ ゴールを先延ばしにする→
今回のように比較的ゴールが遠くにあるもの(10年以上)が多いケースで、かつゴールに対して高い意識をお持ちの方への 解決策として②運用を取り入れることをご提案しました。
(注)当記載内容は情報の提供を目的としており、投資の勧誘や個別の金融商品を推奨するものではありません。
投資については金融商品のリスクやコスト等を十分ご理解のうえ、お客さまご自身の判断で行っていただきますようお願いいたします。
運用についてはその人それぞれのリスク許容度というものがありますので、しっかりとした計画が必要です。
今はケーススタディとして、長期分散投資を踏まえ運用を取り入れるとこのようなことが考えられるという、一般的なご説明をしたいと思います。
10年以上先にある目標に対して、運用を考えることにします。想定する運用利回りは年間5%です。

運用を取り入れた場合、ライフイベントを達成するために今から準備するために必要な年間の貯蓄額は・・・

上記の通り、ライフプランを達成するために年間約261万円という金額が必要だったのに対して、運用を取り入れると年間約184万円を将来のために積立れば良いということが分かります。
さらに、老後の生活が始まるまでの間、お働きになられるおつもりでらっしゃるのであれば、「マンション贈与税分」と「老後の生活資金」のゴールはお子様の学費が貯まってから貯め始められても遅くはありませんので、そうするとさらに将来へ向けた積立は少なくなり、年間約161万円でもライフプランを達成できる可能性が出てくることになります。
(注)税金や手数料等は一切考慮しておりません。また運用による将来の成果を保証するものではありません。
②老後の生活費に対しては、節税効果も考えて個人年金保険(個人年金保険料控除型)という準備方法もひとつかもしれません。
③海外旅行資金に対しては、年に1回の行事ですので、1年の定期預金や旅行積み立てなどを利用すると良いかと思います。
④大学留学資金に対しては、大学留学という大きな目標に対する積み立てになりますので、学資保険ではすこし効率が悪いかもしれません。もっと貯蓄性の良い保険や、或いは運用効果の期待できる投資信託などの活用もひとつの方法でしょう
(注1)当記載内容は情報の提供を目的としており、投資の勧誘や個別の金融商品を推奨するものではありません。
投資については金融商品のリスクやコスト等を十分ご理解のうえ、お客様ご自身の判断で行っていただきますようお願いいたします。
(注2)投資信託は元本保証商品ではありません。基準価額の変動により投資元本を下回ることがあります。
また一般には投資信託の購入や保有に際しては、手数料などがかかりますので、実際の利回りはその分低くなります。

ゴールをあきらめることはできないので、積極的に分散投資にチャレンジしてみたいと思います!!!
最後に「【気になること】①保険金額について」ですが、これは万が一のときにどのくらいのお金をお子さまに残しておきたいかによって、大きく変わってくる部分になります。
基本的には、下記のような形で必要保障額を求めて、それに合わせた保険金額でご加入させることをオススメします。
あまり想像したくないことかもしれませんが、大事なことですので、どうぞ真剣に考えてください。

まず、お子さまが18歳になるまでは遺族年金がお受取になられます。 今回のケースでは、お子さまがおふたりいらっしゃいますので、遺族基礎年金の年金額は下記の通りになります。

(注)上記は、必要保障額を算出する場合の一般的な考え方を示してします。必要保障額は世帯毎の経済状況などで異なるものであり、必ずしも上記の算出方法を推奨するものではありません。
前頁の内容でいけば、必要保障額は約1103万円となり、既加入の保険金額3000万円で十分保障が足りているという計算になります。
但し、「万が一の場合にも、お子さまの大学留学費用についてきちんと工面してあげたい」と考えるのであれば、単純に必要保障額は2400万円の上乗せとなり、現在の保険金額では足りないということになってきます。
また、お子さまが18歳までの生活費(月15万円)は用意が出来ていますが、 例えば「独立資金はいくらか準備しておきたい」「結婚資金は用意しておいてあげたい」ということになると、さらに保障を上乗せしなくてはいけません。
残された家族に対して、どこまで生活を守ってあげられるか。
そういった考えを具体的に数字に落としていくことで、納得できる必要保障額、納得できる保険を探すことが大切です。 そして、最も重要なのは、本当に万が一のことが起きた場合に、ご自身の思い描いていたその後の生活をきちんと家族が受け取ってくれるよう、考えを伝えておくことです。
叶えたいライフイベントに沿った無駄のない資産形成は、下記の通りに考えていくといいでしょう。
① ゴールの把握
② それがいつまで、いくら必要か確認する
③ 全体を見据えて、効率的な資産形成を考える
保険については、万が一のときの生活をイメージすることで、自分の適正な必要保障額を求めることが出来ます。
① 万が一のときの生活をイメージ
② 将来見込める収入と支出を求める
どうでした?ファイナンシャルプランニングって、そんなに難しくないんですよ。是非ご自身でも一度、資産形成を考えてみられてください。分からないことがあったら、何でも聞いてくださいね。
(筆者 三井生命保険株式会社 PMMサービス事業部 長橋 紗綾)
管理番号【PMM事業-21-336(H21.8)】








